事実上のミサイルと言って国民を洗脳する国

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2016年02月18日

「事実上のミサイル」という表現に違和感を感じる人は多いと思います。
なぜでしょう?

北朝鮮は上からの強制的な洗脳が行われています。だから、あの国は怖いんです。

ところが日本は自発的な洗脳が行われる国です。
国民に人工衛星をミサイルだと思い込ませようと洗脳しているのです。しかも官民あげての自発的な洗脳です。

あれは人工衛星なんだからちゃんと人工衛星と言えばいいじゃないですか、そしてその上で北朝鮮は国連決議で人工衛星の打ち上げも禁止されているんだと説明すればいいのです。
それを、国民を洗脳する方向に動くこの国は北朝鮮より怖い国だと思います。

国民に正しい知識を与えるのではなくて、洗脳によって支配者の思う方向に導こうとする恐ろしい国です。



さらに、この「事実上のミサイル」と言う表現もよく考えられています。「事実上の大陸間弾道弾」と言わないところがみそです。

本当は人工衛星に対比される大きさや性能を持ったものは大陸間弾道弾なのです。
ミサイルは人工衛星に比べると大きさもその飛行距離も小さく人工衛星と対比するのに本来は似つかわしくないものです。
ミサイルは大気圏外に出る性能は持っていませんが、人工衛星や大陸間弾道弾は大気圏外に出る事ができます。つまり、ロケットの性能的には人工衛星と大陸間弾道弾の方が似通っているのです。

では、なぜ、「事実上に大陸間弾道弾」と言わずに「事実上のミサイル」と言うのか?
それは「両方とも同じ技術だ」と言うためです。

ミサイルも人工衛星もロケットエンジンを使って飛行している時は同じ技術なんです。
だから、この両者は同じものだと言う事が出来ます。
そして、この部分では大陸間弾道弾も人工衛星も同じ技術だと言えます。

ところがそれから先、ロケットエンジンで上昇してしまった後が問題なのです。
ミサイルはそこから先の技術がありませんから比較はここでお終いになるのですが、人工衛星と大陸間弾道弾ではそこから先にまだ技術があります。

人工衛星では上昇してしまったあと人工衛星軌道に載せるために最終段のロケット噴射を極めて高い精度で行わなければなりません。これは非常に難しい技術です。

一方、大陸間弾道弾は上昇したあと大気圏への再突入があります。目標に当てるためには地球に戻らなければなりません。この再突入が非常に難しい技術なんです。
だから、大陸間弾道弾の実験ならばこの再突入をやってみてうまく再突入が出来るかの実験が必要になります。

つまり人工衛星と大陸間弾道弾では技術が違うのです。
だから「事実上の大陸間弾道弾」と言うと人工衛星と同じ技術だと言えなくなるのです。


これが「事実上のミサイル」と言う理由なんでしょうね。突っ込まれないようによく考えています。





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