子供の左折巻き込み事故

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2016年05月06日

ニュースサイトを見ていたら次にような記事に出会いました。
記事を読んでこの記者は何が言いたいのかまったくわかりませんでしたので、ちょっと取り上げて見ます。
目立つ横断中巻き込み 娘に会いたい、続く苦悩 ( 産経ニュース )

左折してくる大型車に巻き込まれて8才の子が死亡した事故を取り上げた記事なのですが運転手を非難するばかりで何の問題提起もありません。事故を起こした運転手を厳重に処罰すれば交通事故は減るのでしょうか?

人間はミスをする生き物です。ミスをしない人間は存在しません。この記者が明日はこの運転手と同じ立場に立っているかもしれないのです。

私の感想ではこの親御さんには酷かもしれませんが子供の交通安全教育に問題があったんだと思います。

大人は左折車に巻き込まれる事故には子供ほど会いません。これは大人になる過程で左折車の危険性を認識するようになるためです。
これを逆に言うと子供は左折車の危険性について知らないから事故に遭いやすいと言えます。

だったら親がその危険性について教えておくべきなんです。

多くの左折巻き込み事故は被害者が内輪差を知らないことによって起こります。
内輪差とは後輪は前輪よりも内側を通る現象です。
だから大型車が交差点を左折している場合、車のすぐそばでその車をやり過ごそうと待っているのは極めて危険なのです。
大型車の車体はどんどんこちらにやってきてやがて車体に押し倒されます。そしてその倒れた場所を後輪が通って行きます。
後輪に惹かれる場合、被害者はそこに車がいる事に気がついています。しかし、内輪差を知らないのでその場に立ったままでやがて車体に押し倒されて後輪に惹かれる。やりきれません。
内輪差さえ知っていれば死なずにすんだのにです。

これはいい悪いの問題ではありません。
今の交通社会を生きるためには自分の身は自分で守らなければならないのです。
誰か他人が、あなたの身を守ってくれるべきだった、などと言っておれるでしょうか。

昔、ある水郷地帯では親が子供に泳ぎを必死で教えていた、と言う話を聞いた事があります。
水に落ちた時に泳げれば助かりますが泳げなかったら死ぬからです。
だからそういう環境に住む子供には親が生きるすべを教えるのです。

現代では交通安全を親が子供にもっと具体的にもっと時間をかけて教えるべきです。


「車に気をつけなさい」は最悪の教育です。





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